かかとに円座は使わない [介護のポイント とこずれ編]
かかとは、とこずれの起きやすい部位です。その予防には、従来、円座が用いられていました。ところが、円座のあたっている部位は、長時間持続的に圧迫を受けるため、かえってとこずれの原因になってしまいます。
かかとのとこずれ予防には、除圧効果のあるナース・パットやビーズパッドをあてがい、かかとを持ち上げるようにしましょう。同じ理由で、腰にも円座は不向きです。
とこずれの手当 [介護のポイント とこずれ編]
■皮膚が赤くなったら
長時間、皮膚が圧迫されて赤くなっている場合は、まずその部位の圧迫を除きます。赤くなっている場合は、皮膚表面だけでなく、皮下組織も弱くなっていますから、マッサージなどで刺激を加えないようにしましょう。
皮膚の清潔を保ちましょう。その部位だけでなく、全身の皮膚を清潔に保つことが大切です。この段階では、手当てで治る可能性がありますが、なるべく医師や看護婦などに相談し、手当の方法を確認しましょう。
■水疱(水ぶくれ)や潰瘍ができてしまったら
水疱は破れないように気をつけます。摩擦やずれを防ぐためのフィルムドレッシングを張っておくと良いでしょう。この場合も医師や看護婦に相談してください。水疱が破れてしまったり潰瘍になってしまったら、取り合えず消毒薬をつけて、減菌ガーゼでおおってその部位を保護します。この段階では医師や看護婦による手当てが必要ですから、すぐに診てもらいましょう。とくに潰瘍になっているものは、消毒と治療の方法が難しいので、相談しながら手当してください。
長時間、皮膚が圧迫されて赤くなっている場合は、まずその部位の圧迫を除きます。赤くなっている場合は、皮膚表面だけでなく、皮下組織も弱くなっていますから、マッサージなどで刺激を加えないようにしましょう。
皮膚の清潔を保ちましょう。その部位だけでなく、全身の皮膚を清潔に保つことが大切です。この段階では、手当てで治る可能性がありますが、なるべく医師や看護婦などに相談し、手当の方法を確認しましょう。
■水疱(水ぶくれ)や潰瘍ができてしまったら
水疱は破れないように気をつけます。摩擦やずれを防ぐためのフィルムドレッシングを張っておくと良いでしょう。この場合も医師や看護婦に相談してください。水疱が破れてしまったり潰瘍になってしまったら、取り合えず消毒薬をつけて、減菌ガーゼでおおってその部位を保護します。この段階では医師や看護婦による手当てが必要ですから、すぐに診てもらいましょう。とくに潰瘍になっているものは、消毒と治療の方法が難しいので、相談しながら手当してください。
とこずれ予防用品 [介護のポイント とこずれ編]
とこずれ予防用品は、用途に合わせて、いろいろな物が市販されています。
■圧迫を除く、あるいは減らすもの
体圧分散するには、ベッド用として送風エアマットレスや部分的な除圧用としては、クッション、枕、ビーズパット、ナース・パット、三角パッド、などがありますが、あて方が悪かったり、あてっぱなしにしていると、逆にとこずれを招くことがあるので、十分に注意しましょう。
■浸潤を防ぐもの
ムートンパッドは保湿性・弾力性に富むので血行を促し、また吸湿性・通気性がよいため浸潤だけではなく摩擦を防ぐためにも用いられます。
■摩擦・ずれを防ぐもの
フィルムドレッシング(創傷被覆材 )は、皮膚に直接張って用いる、透明でフィルム状のもので、とこずれの保護と同時に治癒を促進します。医師や看護婦などの支持のもとに、使用しましょう。
■圧迫を除く、あるいは減らすもの
体圧分散するには、ベッド用として送風エアマットレスや部分的な除圧用としては、クッション、枕、ビーズパット、ナース・パット、三角パッド、などがありますが、あて方が悪かったり、あてっぱなしにしていると、逆にとこずれを招くことがあるので、十分に注意しましょう。
■浸潤を防ぐもの
ムートンパッドは保湿性・弾力性に富むので血行を促し、また吸湿性・通気性がよいため浸潤だけではなく摩擦を防ぐためにも用いられます。
■摩擦・ずれを防ぐもの
フィルムドレッシング(創傷被覆材 )は、皮膚に直接張って用いる、透明でフィルム状のもので、とこずれの保護と同時に治癒を促進します。医師や看護婦などの支持のもとに、使用しましょう。
とこずれ予防のポイント④ 栄養状態をよくする [介護のポイント とこずれ編]
お年よりは、栄養状態が悪くなると脱水や貧血などをおこしやすく
その結果皮膚の抵抗力が弱まり、とこずれをおこしやすくなります。
したがって、バランスの良い食事を摂らせる事が大切です。
食欲がない場合は、流動栄養食品などを利用するのもよいでしょう。
その結果皮膚の抵抗力が弱まり、とこずれをおこしやすくなります。
したがって、バランスの良い食事を摂らせる事が大切です。
食欲がない場合は、流動栄養食品などを利用するのもよいでしょう。
とこずれ予防のポイント③ 摩擦・ずれを防ぐ [介護のポイント とこずれ編]
摩擦やずれは、それだけではとこずれの原因にはなりませんが
皮膚や皮下組織の損傷を容易にし、とこずれを重症化し拡大します。
移動させる場合は、皮膚がひきつれないよう
なるべく身体を浮かせるようにしましょう。
また、座位の場合は、ずれないように座布団などをあてがったり
バックレスト(背もたれ)を使用し、
特殊寝台の場合は、三十度以上は挙上しないように注意しましょう。
マッサージをする場合は、骨の出ている部位はさけましょう。
皮膚や皮下組織の損傷を容易にし、とこずれを重症化し拡大します。
移動させる場合は、皮膚がひきつれないよう
なるべく身体を浮かせるようにしましょう。
また、座位の場合は、ずれないように座布団などをあてがったり
バックレスト(背もたれ)を使用し、
特殊寝台の場合は、三十度以上は挙上しないように注意しましょう。
マッサージをする場合は、骨の出ている部位はさけましょう。
とこずれ予防のポイント② スキンケア(とこずれのない皮膚に) [介護のポイント とこずれ編]
皮膚が健康であることも大切です。
そのためには、皮膚を清潔に保つことです。
入浴が可能ならばなるべく入浴させ、できない場合は清拭や部分浴を行いましょう。
また、浸潤は皮膚を不潔にし皮膚の生理機能を低下させます。
尿や便によって汚れやすい部分は、こまめに洗うかふくかしましょう。
皮膚が乾燥すると柔らかさや滑らかさが失われ、傷つき感染しやすくなります。
ローションや保湿クリームなどで潤いを与えます。
そのためには、皮膚を清潔に保つことです。
入浴が可能ならばなるべく入浴させ、できない場合は清拭や部分浴を行いましょう。
また、浸潤は皮膚を不潔にし皮膚の生理機能を低下させます。
尿や便によって汚れやすい部分は、こまめに洗うかふくかしましょう。
皮膚が乾燥すると柔らかさや滑らかさが失われ、傷つき感染しやすくなります。
ローションや保湿クリームなどで潤いを与えます。
とこずれ予防のポイント① 圧迫感を除く(除圧)、あるいは減らす(減圧) [介護のポイント とこずれ編]
まず何よりも、原因である圧迫を取り除くことです。からだを自由に動かせないお年寄りの場合は、二時間ごとに体位を変換してあげましょう。体位変換には、上体を起こせる特殊寝台を利用するのも実際的です。
また、送風エアマットやいろいろなとこずれ予防商品を用いる体圧分散も効果があります。
とこずれは、放っておくと水泡(水ぶくれ)やびらんを生じ、さらに壊死をおこし黒く変色します。また、壊死した組織を除いた後は、潰瘍ができ、皮下組織、筋肉、さらに骨までもが露出するようになるなど、深刻なものとなります。
また、いったんとこずれが出来ると、治るまでにとても時間がかかるので、何といってもとこずれを作らないようにするのが肝要です。
また、送風エアマットやいろいろなとこずれ予防商品を用いる体圧分散も効果があります。
とこずれは、放っておくと水泡(水ぶくれ)やびらんを生じ、さらに壊死をおこし黒く変色します。また、壊死した組織を除いた後は、潰瘍ができ、皮下組織、筋肉、さらに骨までもが露出するようになるなど、深刻なものとなります。
また、いったんとこずれが出来ると、治るまでにとても時間がかかるので、何といってもとこずれを作らないようにするのが肝要です。
とこずれのできやすいところ [介護のポイント とこずれ編]
とこずれの予防 [介護のポイント とこずれ編]
とこずれを防ぐ姿勢
<あおむけの場合>
高くない枕を使い、腕、膝の下にクッションや二つ折りにした座布団などをあてます。
<特殊寝具を使って>
背もたれを30度以上挙上しないようにします。
からだがずり落ちないように気をつけましょう。
<横むきの場合>
毛布をかたく丸めたものなどで、からだを支えると安定します。
膝の間に軽めのクッションなどを抱えます。
<バックレストを使って>
足支えや座布団などを用いて、ずり落ちないように支えます。
<うつぶせの場合>
おなかの下に薄い枕を置き、足首は直角に曲げないようにします。
自分で寝返りできない場合はやめましょう。
<三角パッドを使って>
からだの姿勢に合わせて、いろいろ組み合わせて使いましょう。
<あおむけの場合>
高くない枕を使い、腕、膝の下にクッションや二つ折りにした座布団などをあてます。
<特殊寝具を使って>
背もたれを30度以上挙上しないようにします。
からだがずり落ちないように気をつけましょう。
<横むきの場合>
毛布をかたく丸めたものなどで、からだを支えると安定します。
膝の間に軽めのクッションなどを抱えます。
<バックレストを使って>
足支えや座布団などを用いて、ずり落ちないように支えます。
<うつぶせの場合>
おなかの下に薄い枕を置き、足首は直角に曲げないようにします。
自分で寝返りできない場合はやめましょう。
<三角パッドを使って>
からだの姿勢に合わせて、いろいろ組み合わせて使いましょう。
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